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空き家問題が年々深刻化してきています。

『空き家問題』

誰もが一度は聞いたことがあるワードだと思います。
今、この空き家問題が年々深刻化しています。

『空き家』とは?
一定期間人の出入りがない家のことを指します。
日本ではこの空き家が全体の13%を超えています。

なぜ『空き家』が増えたら問題なのか?
人が出入りをしないということは家の手入れもしないということです。あっという間に雑草が家を取り囲んでしまいます。
家の中の家財がそのまま放置され、不衛生な環境になれば悪臭も発生しますし、何より老朽化によって地震や台風、大雪などで倒壊しかねません。

また、人の目につかないので不法侵入や放火などの犯罪のリスクも高くなります。
犯罪者が空き家に潜んでいたというニュースも聞いたことがあるはずです。

なぜ『空き家』が増加していくのか?
一般的には住宅の住人の高齢化です。
老人ホームや高齢者住宅、自分の子供の家に転居などが原因です。
団塊の世代が高齢化していく中、空き家はますます増えていくと予想されます。

また、住人が亡くなられて、相続した人が放置している場合も多いです。
理由は様々ですが、解体する費用がもったいない、思い出があるから手放せない、将来使うかもしれない、物をどうすればいいか分からないのでとりあえず物置としてなど様々ですが、空き家となっている現状使っていないんです。

ではどうすれば『空き家』を増やさないようにできるのか?
所有者が空き家を適切に管理していない場合、行政指導が行われる場合があります。
応じない場合は行政代執行により建物の解体などが行われる可能性もあります。

売却する、解体する、リフォームする、人に貸す、管理する。

売却する場合は解体してからや解体費用を引いた値段で交渉が進む場合があります。
リフォームして売れる物件もあります。水回りや外壁、雨漏りなど最低限のリフォームが必要です。

 

売却を考えていないのなら賃貸として貸すことも可能です。最近ではシェアハウスや民泊などとして需要があるのも事実です。

また、思い出をそのままにしておきたいというのならしっかり管理することが必要となってきます。遠方など管理が難しい場合は管理してくれる会社と契約するのも一つです。

何しろ住宅や土地を所有しているだけで固定資産税を払わないといけません。

空き家問題は避けては通れませんね。

最近ではリノベーションという言葉が流行です。
古いアパートやマンションの一室、古民家を改良して今風の生活様式を取り入れたリノベ住宅が流行っているのも事実です。


たくさんの知恵や選択肢で『空き家問題』の縮小が実現すればいいですね。

まず、空き家になっている住宅をお持ちの方で何をしていいか分からなという方は空き家の整理をしてみたらいいと思います。
物だけでなく環境を整えることです。
売る、貸す、住む、保存する。
どちらにしてもまず整えていくことで見えてくるものがあるかもしれません。